最近よく聞く言葉のひとつに「名もなき家事」という言葉があります。
もしかしたら前からある言葉なのかもしれませんが、
自分がそういったことに興味があるせいか、より耳に入ってくるような気がします。
あるとき、テレビか何かを見てふと夫が「名もなき家事」の意味がわからないと言いました。
その理由が個人的にとても素敵だったので書いてみようと思います。
そもそも「名もなき家事」とは
最近よく言われる「名もなき家事」とは改めて調べてみました。
「掃除」「洗濯」「料理」のような大きな目に見える家事ではなく、細かくて見えにくいけど絶対必要な家事のことをいうそうです。
よく名もなき家事リストに上がっている項目としては「トイレットペーパーの交換や補充」「洗濯物を干す、たたむ」「飲んだあとのコップや脱ぎっぱなしの服を片付ける」「子どものお世話」などがありました。
我が家には子どもがいませんので「子どものお世話」というのは当てはまりませんが、この名もなき家事という言葉に思わず「そうなんだ」と感心してしまいました。
我が家の家事分担
我が家には基本的な家事分担は特にはありませんが、一緒に生活しているうちに固定化していったものが多いです。
それは得意不得意があったり、気づいた方がやったり、一緒にやったりと色々ありますが、
そんなふんわりとした感じなので、やるのを忘れていたり、寝てしまったり、疲れていたりしたら、いつも夫がやってくれていることも私がやっておくこともあります。
そしてやってくれていたら、お礼をいうことと次は率先してやったりとそんな感じでバランスを保っています。
役割分担というよりは共同作業みたいな感じが強いので、あまりやってくれないからイライラするみたいなことはないですね。
主婦は無職ではなく立派な職業だと思う
いろんな形が当たり前になる世の中になってほしい
夫はその「名もなき家事」の意味がわからないとふと思ったらしいです。
別にやってくれないなら自分がやればいいし、自分の形を押しつけて「やってくれない」は違うんじゃないかなと言っていました。
できないなら協力してできるような形を作ればいいし、そもそも話し合えないならそれはそれでどうなんだろう、との事。
すごいことを言っているなと思わず感心してしまいました。
もちろんそれぞれの家庭でいろんな形があることは理解しています。
そして、それにそういったことに文句を言うつもりはまったくありません。
ただそういった考え方があるんだなと素直に思ったので、記事にしてみることにしました。
令和になったこの時代でも、やっぱりまだまだ家事は女性がやることという考えの方が多いように感じます。
共働きが増え、男性で家事をする方も増えてきているとは思いますが、もっとそれぞれの家庭の当たり前が受け入れられる世の中になれば良いなと思いました。
前にどこかで女性にしかできないことは「出産」と「授乳」だけという話を耳にしたことがあります。
そのときに妙に納得したことを覚えています。
そんなことを言っていても、いざ自分がそうなるのか未来はわかりませんが、夫のふとした言葉が素敵だなと感じたので
これからもいろんなことを素敵だなと感じることができるように生活を営んでいきたいと思います。